ピッチングの基本を身につける

 

本来ピッチャーとは、肩が強くコントロールが

 

 

 

良ければある程度は誰にでもできます。

 

 

 

大人の場合は、肩とコントロールだけで

 

 

 

ゲームをつくることもできるでしょう。

 

 

 

しかし、子供の場合は肉体的にも精神的にも

 

 

 

まだまだ未熟で肩とコントロールが良くても、

 

 

 

大人のように一人でゲームをつくることはできません。

 

 

 

目の前のバッターに立ち向かう勇気、打たれても凹まない精神力、

 

 

 

ピンチになっても冷静さを欠かない判断力。

 

 

 

この精神面を鍛えることこそが少年野球のピッチャーには必要です。

 

 

 

いくら精神面が強くても「試合になると力んでしまう」ことがあります。

 

 

 

これは大人でも子供でも同じです。

 

 

 

全く力まないで投げるというのは難しいことだと思います。

 

 

 

試合中に力んで投げてしまう投手は至って普通です。

 

 

 

ですが、力んで投げることは、コントロールが乱れてしまいます。

 

 

 

そのままでは、普段はやらない動作になってしまい、リリースも早くなって
抜けたボールになります。

 

 

 

右投手でいうと右打者の顔の近くに抜けるボールが増えてしまいます。

 

 

 

これでは、ゲームを作ることができません。

 

 

 

よって、力まずに投げる投球術を身につけなければなりません。

 

 

 

メンタル面の強化も必要ですが、基本に忠実な投球フォームが
できていれば、そんなにコントロールが乱れることはありません。

 

 

 

基本に忠実な投球フォームとは、腕をしっかり振ることです。

 

 

 

ただ単に腕を振るのではなく、指先に意識をおいてリリースの
最後の最後までボールに力を伝える感じで振りましょう。

 

 

 

コントロールが安定すれば、力みも取れ落ち着いた投球ができるようになります。

 

 

 

また、重心移動にずれが生じることもありますので、意識的にチェックしてみましょう。

 

 

 

一人で緊張を取り除くのではなく、野手に声を掛けたりマウンドから
一歩二歩降りてみるとか、緊張を解くルーティンを作っておくといいと思います。

 

 

正しい投球フォームを習得する

 

 

何事も最初が肝心です。

 

 

 

変な癖が着く前にしっかり基本を身につけましょう。

 

 

 

子供の場合、基本を身につける前に遊び半分で

 

 

 

全力投球をして肘を痛めてしまうことがよくあります。

 

 

 

特に小学生の場合は成長期であるため、骨の成長に

 

 

 

筋肉が追いつかず、筋肉の柔軟性が悪くなります。

 

 

 

そのため投球動作特有の障害が生じ痛みが出るわけです。

 

 

 

一般的には野球肘と言いますが、癖になると大変なため

 

 

 

まずはしっかりと基本をマスターして下さい。

 

ワインドアップ

 

ピッチャーが両手を頭上に振りかぶって投球する動作を

 

 

 

ワインドアップと言います。

 

 

 

1、両足をプレートの上に乗せて立つ

 

 

 

2、両手を上げて軽く両肘を締めながら振りかぶる

 

 

 

  (右投げの場合、左足を一歩後ろへ下げる)

 

 

 

3、振りかぶったら軸足のかかとを上げプレートに対して

 

 

 

 直角になるようにずらします。

 

 

 

4、左足をゆっくり上げながら軸足の裏全体で体重を支えます。

 

 

 

5、軸足で真っ直ぐ立ちテークバックする。

 

 

 

6、ボールを握っている手の甲を三塁側に向け後ろへ引き上げる。

 

 

 

7、ボールがトップの位置で手の甲はバッターの方を向き

 

 

 

  ボールは二塁ベースの方を向きます。

 

 

 

8、左足を真っ直ぐ前にステップする。

 

 

 

  少しタメを作り腰を前に移動させる。

 

 

 

9、左足の着地は、左膝の開きを防止するため

 

 

 

  足の親指の脇から着地させる。

 

 

 

10、腕をしっかり降る。

 

 

 

  肘の位置は肩のラインと同じ高さで肘から前に出し

 

 

 

  やわらかくしならせることでボールにスピードを伝える。

 

 

 

  右投げの場合は、左肘が落ちないように右肘と同じ高さを保ち

 

 

 

  右腕を振ります。

 

 

 

11、腕を振ると同時に軸足の親指の裏側で

 

 

 

  プレートを押し出します。

 

 

 

12、リリースする。

 

 

 

  腕を振り下ろす時、左肩と右肩の延長線上に右肘が

 

 

 

  来た時こそリリースポイントです。

 

 

 

 リリースポイントがバッターに近いほどバッターは打ち辛くなります。

 

 

 

13、ボールをリリースしたらしっかり腕を振り切る。

 

 

 

  左足でしっかり体重を支え右肩は地面に向け

 

 

 

  右足を蹴り上げる。

 

 

 

14、投げ終わったら守備の体勢に入る。

 

 

 

<その他の練習方法>

 

 

 

軸足がぶれる=軸足一本で立ち、バランスをとる。

 

 

 

肘が下がる=テニスラケットを使い、スマッシュの練習をする。

 

 

 

リリースポイントが安定しない=仰向けになり、ボールを天井ギリギリまで

 

 

 

繰り返し投げて安定させる。

 

 

 

腕が振り切れない=タオルを使い腕を振り切った時に、

 

 

 

タオルの端が左脇を通り背中に当たるよう練習する。

 

 

セットポジション

 

 

セットポジションとは、牽制球が投げれる投球フォーム。

 

 

 

1、両足はプレートと平行にする。

 

 

 

2、軸足はプレートの側方にはみ出さない。

 

 

 

3、顎をひいてキャッチャーを見る。

 

 

 

4、グラブは胸の位置で止め動かさない。

 

 

 

一塁ランナーを見るときに肩が動いたらボークになる。

 

 

 

ボークとは、セットポジションをとったあと首から下の部分が

 

 

 

動いたら各ランナーに進塁権が与えられます。

 

 

 

セットポジションをとったら、ピッチャーは投球をするか、
牽制球をするまでは首から下を動かしてはいけません。

 

 

 

また、投球が終わるまで軸足をプレートから離してはいけません。

 

 

 

軸足をはずす場合は、両手を離し体の両側に下ろさなければボークになります。

 

 

 

両手でボールを持ったままプレートから軸足を離し、
再び軸足をおいてもボークになります。

 

 

 

牽制球の投げ方

 

ランナーは常に進塁を狙っているもの。

 

 

 

 

1塁への牽制球(プレートをはずす)

 

 

1、軸足をプレートの後方へはずす。

 

 

 

2、腰をくるっとひねる。

 

 

 

3、左足を1塁方向へステップする。

 

 

 

4、牽制球を投げる。

 

 

 

1塁への牽制球(プレートをはずさない)

 

 

 

1、腰をくるっとひねる。

 

 

 

2、左足を1塁方向へステップする。

 

 

 

3、軸足を回転させる。

 

 

 

4、牽制球を投げる。

 

 

 

プレートをはずさない場合は、牽制球を途中でやめると

 

 

 

ボークになります。

 

 

 

牽制球の目的はランナーのリードを小さくするためなので

 

 

 

何が何でもランナーをアウトにしようと思わないことです。

 

 

 

2塁への牽制球(右ピッチャーの左まわり)

 

 

 

1、軸足をプレートの後方へはずす。

 

 

 

2、腰をひねる。

 

 

 

3、左足を2塁方向へステップさせながら牽制球を投げる。

 

 

 

2塁への牽制球(右ピッチャーの右まわり)

 

 

 

1、普通の投球フォームで左足を上げる。

 

 

 

2、2塁方向へ体を回転させる。

 

 

 

3、左足を2塁方向へステップさせる。

 

 

 

4、牽制球を投げる。

 

 

 

2塁への牽制球は左まわりと右まわりの2種類があります。

 

 

 

1塁牽制球に比べて回転動作が大きいためコントロールがつけづらく

 

 

 

悪送球になりやすいので無理にアウトにしないことです。

 

 

 

3塁への牽制球

 

 

 

1、普通の投球フォームで左足を上げる。

 

 

 

2、顔はバッターに向けたまま左足を3塁方向へ下ろす。

 

 

 

3、牽制球を投げる。

 

 

 

右ピッチャーにとって3塁への牽制球は投げやすいので

 

 

 

しっかり練習してアウトを取りに行きましょう。

 

 

 

上げた左足がプレートの後ろに行くとボークになります。

 

 

 

3塁方向へ真っ直ぐ下ろしてプレートの後ろに行かないよう注意しましょう。